旧仮名遣いで味わう中也の詩。【精選名著復刻全集 近代文学館 中原中也著 在りし日の歌】
先週の山口出張の際に立ち寄った中原中也記念館で学生時代ぶりに深く中也の詩に触れた影響で、Amazonで「在りし日の歌」という詩集の復刻版を注文していたのが今日届きました。
私が最初に中也を知った「言葉無き歌」が収録されていて、さっそくページを開いてみたのですが、復刻版でも昭和56年に刊行(原著は中也の死から半年後の昭和13年の刊行)されたものなので、紙の匂いやヤケ等雰囲気は抜群。また原著の刊行当時の仮名遣いそのままなので、昭和初期にタイムスリップしたような気分で中也の誌を味わうことができました。
また言葉無き歌の次に「月夜の濱邊(浜辺)」という詩が収録されていて、私は記念館の2階で初めて出合い、情景がとても綺麗だなと思った詩です。
仕事では法律の条文やら役所の通達文やら堅苦しい言葉ばかり浴びまくっているので、疲れた脳みそに中也の詩の世界に浸って癒しを与えようと思います・・・・・・・・・・