昨年末ぶりの本の紹介!【私の読書記録Vol.14】
つい先日、何気なくYouTubeを観ていて、(元)ホストで実業家のローランドさんのチャンネルでローランドさんがオススメしている動画を観て、あらためて読み返した本があるのでご紹介しようと思います。
H.D.ソローの「森の生活」(岩波文庫(上)(下) 飯田実 訳)という本です。ヘンリー・デイヴィッド・ソローは19世紀アメリカの作家・詩人・博物学者で、この作品はソローがマサチューセッツ州コンコードにある「ウォールデン池」のほとりに小屋を建てて、1845年のアメリカ独立記念日(7月4日)から2年2ヵ月間自給自足の生活を送った日々の回想録です。
今から180年くらい前に、様々な物に囲まれてどんどん便利になっていく世の中に疑問を持ち、自然の中に身を投じて「人生とはなんなのか」ということを考えていくその日々をつづったソローのこの本は、現代日本に生きる私たちが読んでも十分に示唆に富む内容なのではないかと思います。
私がこの本に出合ったのは、好きなファッションブランドの1つである「MIHARAYASUHIRO」がちょうど10年前に発表した「WALDEN(2011 S/S)」というコレクションで、ソローのこの本からインスパイアされたということを知って読んでみようと思ったのがきっかけでした。
目まぐるしく移り変わる現代社会の日々に「なんだか疲れたな・・・」と感じるときに思い出してパラパラとページをめくってみると、頭の中に19世紀アメリカのウォールデン池の自然が広がります。私のこころのサプリの1つとなっています。
H.D.ソロー 「森の生活」(岩波文庫(上) 飯田実 訳) → Amazon注文ページ
↓ローランドさんが「森の生活」をオススメしている動画です。