昆虫が世界を救う??【私の読書記録Vol.11】
人口増による食糧難を虫が救う??
今回は、自由国民社内山昭一監修の「食べられる虫ハンドブック」という本を紹介します。
2013年にFAO(国連食糧農業機関)が公表した食品及び飼料における昆虫類の役割に注目する報告書に、2050年ごろに96億人になるだろうという予測がされた人類の大きな問題の一つである食料のことについて、タンパク質や脂肪、ビタミン、ミネラルが豊富で健康的な食用資源である虫を食べることが有効な一手であるとする昆虫食の未来についてまとめられているそうです。
この本では、春夏秋冬季節ごとに分け、草原や庭先、里山、林に生息している食べることができる虫について、食用とすべきなのはどの状態(幼虫、蛹、成虫)か、どの調理法が良いか(焼く、揚げる、茹でる など)についてコンパクトに分かりやすくまとめています。また、外国から来た虫や昆虫以外の小さな生物についても触れてあります。
昆虫食には全く興味のなかった私が、ある日Amazonをながめているとあなたへのおすすめに出ているのを見つけて「思わず」買ってみたのですが、読んでみて、これをきっかけに昆虫食に目覚めた・・・
というわけではありませんが、日本でもイナゴ、蜂の子、ザザムシ(ザザムシは知りませんでした)などを食べる文化があったということ、栄養価が高く、環境にも良くて、経済的・・・と並べられると、あとはきっと見た目だけなんだよな、と思いつつも、
今のところ私にとってはまだ「ただの昆虫図鑑」です・・・新型コロナウイルスのような世界規模の感染症や、猛威を振るう自然災害の中を生きる今、いざサバイバルの環境に投げ出されたときに、この昆虫食を身に着けておけばきっと強く生き残っていけるのかもしれませんが・・・
このブログをお読みいただいている方でもし昆虫食を実践されているという方がいらっしゃれば、ぜひ生の声を聞いてみたいです。
国際連合食糧農業機関(FAO) 食品及び飼料における昆虫類の役割に注目する報告書(全文英語です!) → http://www.fao.org/3/i3253e/i3253e.pdf
自由国民社 内山昭一監修 「食べられる虫ハンドブック」 → Amazon注文ページ