昨日放送の報道特集を観て・・・【最近続発している長期間放置の後の不備発生の原因は・・・?】

コールセンターは全く役に立ちません。(画像の一部を加工しています)

 

”不備ループ”の解消のご依頼をお受けしているお客様から勧められて、昨日放送の報道特集私も観ましたが、月次支援金の申請で最近発生している長期間放置の謎が解けました・・・

 

原因は単純に審査の人員不足のようでした。一時支援金から月次支援金への移行の際に大幅に人員の削減が行われていたようです。

 

もしも月次支援金の申請手続きが行政手続法の適用対象となる”申請に対する処分”であったのなら、きっと具体的な審査の基準が定められ(行政手続法第5条)、申請を出してから審査が終わるまでに通常要すべき標準的な期間(標準処理期間)が定められ(同法第6条)、同法第7条の規定に基づいて速やかに審査が行われ、もし不給付の決定が出されるべき申請であったとしても、同法第8条の規定に基づいて不給付決定の理由が明確に示されていたのかもしれません。

 

ただ、現実には、月次支援金の申請手続きについては、事業者が事業の拡大や立て直しのために新しい設備を購入したり新規の販路開拓のための投資を行った場合などに、申請によりかかった費用の一部についての補助金が交付される、「小規模事業者持続化補助金」や「ものづくり補助金」などの、補助金申請の手続きと同様の私法上の贈与に似た行政処分性のない取扱いとなっています。こういった補助金の申請は、要件を満たした事業者が書類を揃えて申請すればみんな必ずもらえるというわけではなく、審査から申請内容についての補正を求められるというようなこともありません。

 

月次支援金の終了後に予定されている事業復活支援金についても、同じようなことでお困りの申請者が出てくることにならないか心配です。

 

どうか、コロナ禍で困っている日本中の中小零細企業者にもっと寄り添った事務局の運営がなされてほしいと思います・・・

 

12月15日追記

上記12月11日放送分がTVerの見逃し配信にアップされていました。(12月19日12:00終了予定)

https://tver.jp/corner/f0091891

 

12月19日追記

上記12月11日放送分がYouTubeにアップされていました。

 

 

 

 

 

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