今年9月までの世の中の動きのおさらい。【私の読書記録Vol.13】
今日は、来年に向けて、是非とも読んでおくべき1冊をご紹介します。
中公新書の竹中治堅(はるかた)著「コロナ危機の政治 安倍政権VS.知事」という本です。政治学者で政策研究大学院大学教授である著者が、中国の武漢市の政府が「原因不明のウイルス性肺炎による患者が発生」したことを発表した2019年12月31日から、菅内閣が誕生した2020年9月16日までのドキュメントを、比較政治学の視点から、平易に、図表を多用して、一般の読者に分かりやすく書いています。
中公新書の11月の新刊なので、11月以降の感染再拡大や、その他ニュースを賑わせた議員さん等のことについては触れられていませんが、この本は次の衆議院選挙があるまでになるべく多くの人に読まれるべき本だと思いました。
日本の先頭に立ってこの国のかじ取りをしていくべき国会議員の皆さんが、「緊急事態」である、未曾有のこのコロナ禍の中、何をしていたのか。きっと彼らは、選挙前になったら、いい顔をして「清き1票を」とお願いに来るでしょう。これまで、選挙に行かなかった人、所属している団体とか、人の付き合いとかで、特に深く考えずに投票していた人は、今度の衆院選ばかりは、しっかり考えて、投票するべきでしょう。私を含め。
2020年何があったか忘れないために、この本を手元に置いておくことをおすすめします。
中公新書 竹中治堅(はるかた)著「コロナ危機の政治 安倍政権VS.知事」 → Amazon注文ページ