様式5-3賃貸借契約等証明書の上部の記入方法について。【家賃支援給付金関連Vol.12】
ここのところ数回にわたって様式5-3賃貸借契約等証明書のことを取り上げていますが、今回はその記入方法について触れてみようと思います。
様式5-3賃貸借契約等証明書は上中下大きく3つの欄に分かれていて、上部は物件の所在地・名称、契約期間が3月31日・申請日を含んでない理由及び契約期間を記入する欄、真ん中は賃貸人等の自署欄、下部は賃借人の自署欄となっています。
真ん中と下部の欄は、特に難しくはないので今回触れません。上部の欄の記入方法について考えてみようと思います。
もし賃貸人・賃借人自署欄の記載方法がわからないという方はどうぞお気軽にお問い合わせください!
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上部に記入する事項は以下の4つです。
① 物件の所在地
② 物件の名称
③ 賃貸借契約書等の書類上の契約期間が2020年3月31日又は申請日時点を含んでない理由
④ 契約期間
①・②は、手元の賃貸契約書の表紙または1ページ目あたりに物件の表示があると思いますので、契約書に記載の通りの物件の所在地と名称を記入すれば良いと思います。
①について、事業所の所在地付近の地域に住居表示の実施や行政区画の変更がある場合、注意が必要です。
9月14日ブログ
【前編】事業所の所在地付近の地域に住居表示の実施や行政区画の変更がある場合、注意が必要です。【家賃支援給付金関連Vol.15】
9月16日ブログ
【後編】事業所の所在地付近の地域に住居表示の実施や行政区画の変更がある場合、注意が必要です。【家賃支援給付金関連Vol.16】
福岡県内で言うと、糸島市(旧前原市)や那珂川市(旧那珂川町)に行政区画変更前から事業所を置いている事業者の方は、様式5-4賃貸借契約等証明書(契約書等が存在しない場合)を作成した方が良いかもしれません。
③については、ほとんどの方が書式のPDFファイルについている記載例の通り「現在の契約が自動更新されているため」と記入することになると思います。
様式5-3賃貸借契約等証明書の記載例より上部抜粋
きっと多くの方が、④の契約期間についてどの日付を書けばよいのかというところで引っかかっているのではないでしょうか。記載例には、「左側に~の日を、右側に~の日を書いてください」といった注釈はついていません。申請要領にも。
さて、この契約期間には、左側に手元の契約書の契約期間のはじまりの日付を、右側に最新の更新がなされた状態でのおわりの日付を書いてください。ホームページや申請要領などにもどこにもそんなことは書いてありませんが、契約の更新とは、ある契約の期間が満了したとき、
一般の方には、少しわかりにくいところだと思います。様式5-3賃貸借契約等証明書の記載方法についてよくわからないという方、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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様式5-3ですが2020/3/31日または申請日が入っている賃貸契約書とあったのでサインをもとめて申請したのですが、「または」は嘘らしく2020/3/31日が入っていることが絶対条件だといわれました。
結論は様式5-3は必要ないので様式5-4で申請したほうがいいです
アイランド様
コメントありがとうございます。まさにその通り。様式5-3には「2020年3月31日”又は”申請日」と記載しています。通常「A又はB」という場合、私も「AかBのいずれか」という意味だと思いますが、、、実は申請要領の別冊の様式5-3についての説明のページ(個人43ページ、法人50ページ)には、「・・・申請の対象となる賃貸借契約は、2020年3月31日と申請日の両方において有効であることが必要ですが、・・・」と書いているんです。極めて注意深く申請要領を読み込まないと、各様式の正しい記載方法を理解するのは難しいと思います。各様式に付いている記載例もとにかく不親切だし、分かりづらいですよね。