コーヒーのお供に。【私の作業用BGMVol.3♪】

 

今回は、スタン・ゲッツとジョアン・ジルベルトの「Getz/Gilberto(ゲッツ/ジルベルト)」というアルバムをご紹介します。今回は作業用、というよりも休憩用BGMと言った方がいいのかもしれません。

 

このアルバムとの出会いは、ビル・エヴァンスのアルバムをいくつか聴いていく中で、「Stan Getz & Bill Evans」というアルバムを知り、スタン・ゲッツのテナーサックスの心地よさに触れ、スタン・ゲッツのアルバムをいろいろ探しているときに、「イパネマの娘」が入ったアルバムということで聴いたのではなかったかと思います。私は小説を読むときなんかも、参考文献に載っている本を数珠つなぎのように読んだりしますが、このアルバムもそのようにして出会いました。このジャンルに造詣が深い方からすれば、きっと「こんなスタンダードな1枚を知らなかったのか!」って思われるかもしれません。

 

アルバムのタイトルには、サックス奏者であるスタン・ゲッツとボサノバ歌手ジョアン・ジルベルトの名前がシンプルにそのまま使われています。1曲目の「イパネマの娘」は説明不要のスタンダードナンバーですね。世界中でたくさんのミュージシャンにカバーされています。このアルバムにピアノで参加しているアントニオ・カルロス・ジョビンが1962年に作曲し、1964年に発表されたこのアルバムで世界中に知れ渡り、ボサノバのスタンダードナンバーになりました。ジョアン・ジルベルトが歌っているイパネマの娘は、私はこのアルバムで初めて聴きました。優しく語り掛けるような歌声が、作業の手を休めてコーヒーを飲む準備を進めるよう促してくれます。ジョアンのボーカルに続いて、当時ジョアンの妻だったアストラッド・ジルベルトの英語のボーカルと、スタン・ゲッツの心地よいテナーサックスが続きます。

 

イパネマの娘の他には、ジャズのスタンダードナンバーにもなった「デサフィナード」や、このアルバムでアストラッドがボーカルで参加しているもう一つの曲「コルコヴァード」が特におすすめです。

 

また、このアルバムの全体が8曲約35分と、長すぎず短すぎず、気分転換にちょうどいいのではないかと思います。

 

ちなみに今もこのブログを書きながら流しています。

 

皆さまよい週末をお過ごしください。

 

 

 

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