サブスクの契約解除がスムーズに? 【消費者契約法の改正】

 

25日の参議院本会議にて、事業者と消費者との契約のルールについて定めた消費者契約法の改正案が可決成立しました。これまで法律に定められていなかった契約の解除の際の規定が初めて盛り込まれることになったということが大きなポイントです。

 

特にスマホの普及以降に広まってきたサブスク(サブスクリプション。定額制のこと)契約の解除に関することで、これまで国民生活センターに多数の声が寄せられていたようです。これをふまえ、消費者契約法の第3条第1項に、事業者が消費者に対し契約の解除に関して必要な情報提供を行うことについて努力義務が課される旨の規定が盛り込まれます。

 

私はサブスクで利用しているものがほとんどないので、これまで特に不便に感じることはありませんでしたが、「定額で使い放題」や「定額の音楽配信サービス」など様々なサブスクを活用している人にとっては、契約の解除がしやすくなるのはいいことだと思います。「努力義務」というのがちょっと弱いのかな、という気もしますが、これをきっかけに事業者側もより良いサービスの提供につながっていけばいいのではないでしょうか。

 

朝日新聞デジタル(5月25日) サブスク解約しやすく 改正消費者契約法が成立、情報提供努力義務に →  https://news.yahoo.co.jp/articles/d7022ff166652fb5d674f835acd6edb1af114bb0

 

参議院ホームページ 議案情報 第208回国会 → https://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/gian/208/meisai/m208080208041.htm

 

同ホームページ 提出法律案(PDFファイル) → https://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/gian/208/pdf/t0802080412080.pdf

 

 

 

 

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